食品衛生の注意事項

1. 食中毒予防の3原則

1. つけない（清潔）

   • 調理前はもちろん、調理中や盛り付け時にもこまめに手を洗う。
   • 調理器具は洗浄・消毒して、しっかり乾燥させる。消毒の前に必ず洗浄を行う。
   • 食品に応じて、調理器具を分ける。

   ⇒まず、極力食中毒菌を付着させないように心がけましょう。それだけで食中毒のリスクがぐっと下がります。

2. ふやさない（冷却）

   • 食品は必ず冷蔵庫・冷凍庫で保管する。冷蔵庫・冷凍庫の温度管理は適切に。
   • 調理済みであっても、食品を室温で保存しないこと。
   • 食品はできるだけ早く食べること。

   ⇒少しでも温度管理が悪いと、細菌はすぐ増殖します。

3. やっつける（加熱）

   • 中心部までしっかり加熱すること。
   • 食中毒菌は殺せても、それらの菌が出す毒素は火に強いものがあります。

   ⇒加熱での消毒を過信せず、「一、つけない」や「二、ふやさない」をより一層注意しましょう。

2. 注意事項

 食中毒を予防するために大切なことは、一人一人が「食中毒はいつ起こってもおかしくない」という認識を持つことです。
 調理中は以下のことを意識してください。

• 食品を十分に加熱したか（来場者に早く提供しようとして、加熱が不十分にならないよう注意してください）。
• 食品を管理する温度は適切か（特に、クーラーボックスを使用する団体は注意してください）。
• 使用する調理器具の洗浄は十分か（定期的に清潔な水と洗剤で洗浄した後、水気をよく切ってアルコール消毒液を吹きかけてください）。

1. 食品提供について

   • 必ずエプロン・三角巾・調理用使い捨て手袋・不織布マスクを着用する。
   • あらかじめ、石鹸でよく手を洗い、アルコール消毒液で消毒する。
   • 金銭を扱う人は調理に参加しない。
   • 体調の悪い人（特に、嘔吐・下痢）、手に怪我をしている人は調理に参加しない。
   • 爪を短く切り、マニキュアを落とす。
   • 指輪・ネックレス・ピアス・ブレスレットなどの装飾品を外す。
   • 食品は区画内でのみ販売し、試食・売り歩きはしない。

2. 洗浄・消毒について

   • 以下の場合には手の洗浄・消毒を徹底し調理用使い捨て手袋を交換してください。
     • 肉・魚介類・卵・野菜に触った後
     • ごみに触った後
     • 髪の毛や顔など体の一部に触った後
     • その他調理に関係のないもの（冷蔵庫の取手、水道の蛇口など）に触った後
   • 調理器具はこまめに洗剤を使用して洗浄・消毒してください。ただし、卵・乳製品を調理した器具は20分ごとに洗浄してください。

3. 調理について

   • 前日までの仕込みおよび調理・加工はできません。
   • 食品を切り分ける場合は、提供する当日に給排水設備のある大学近くの清潔な屋内で行ってください。作業を行う場所は団体内で統一し、団体責任者/副団体責任者/防災指導者/衛生指導者のいずれかの係の立会いの下で行ってください。テントの中ではできません。
   • 方法・場所を問わず、肉・魚介類の切り分けは禁止です。すでに切り分け・串刺しがされたものを購入してください。
   • 加熱後に切り分けなどの加工はしないでください。区画内に包丁を持ち込むことは禁止です。そのため、ケバブなど、店頭で調理した肉を切り落として提供することはできません。店頭で焼く肉は展示にとどめ、実際に提供する肉は別に用意してください。
   • 一度に大量に調理しないでください。
   • 使用食品リストに記載されていない食品は使用できません。
   • 調理した食品は2時間以内に提供してください。
   • 食品の保存は必ず冷蔵庫・冷凍庫・クーラーボックスを使用してください。常温での保存はしないでください。
   • 前日に開封した、あるいは使いかけの食材は使用しないでください。
   • 汁物は切り分け以外の作業をテント内で行ってください。また、加熱し続けて定期的にかき混ぜてください。
   • 調理用使い捨て手袋や軍手を使っていても、食品に直接手で触らないでください。
   • パン生地や餃子の皮のような、手でこねたり丸めたりする作業は給排水設備が整った屋内で行ってください。
   • 米類を提供する場合は、テント内で炊飯し、提供する直前まで保温状態のままにしてください。また、無洗米以外の使用はできません。
   • 炊飯に使用する水は団体構成員の自宅等で各自調達してください。

4. 設備および調理器具について

   • 一度外した調理用使い捨て手袋は、再度使わず必ず新しいものに取り替えるようにしてください。
   • コック付きポリタンクとバケツ・せっけん・ペーパータオル・手頃な台を用意して、簡易水道を設けてください。
   • テントの3面（右・左・後）を常に横幕で覆ってください。
   • 油を扱う場合はブルーシートまたは防炎シートを地面に敷いてください。
   • ごみ箱とごみ袋をテント内に設置してください。また、ごみを捨てる時は必ず分別するようにしてください。

5. その他

   • 食品は区画内でのみ販売し、試食・売り歩きはしないでください。
   • 北大祭期間中に、北大祭スタッフが衛生状態の確認を行います。その際に、衛生に関する問題点を指摘された場合はすぐに改善をしてください。